春の低い声に、クラスは静まり返った


「明らかに今は百合が抱き付いてる訳じゃないでしょ」春


確かに最初は百合からだけど…と春は付け足した


「林だっけ??」春


「ん??あぁ」郁


郁弥は私を離して、春を見た


「あんたも百合のために何か言ったら??」春


春っ……