「実は俺、郁弥と連絡とってんだ」


『ぇっ!?』


そんなこと今まで一度も聞いたことなかった


「郁弥、転校してからも百合のこと気にかけてばっかで…毎日電話はしてくるわ、メールはしてくるわで……」


た、大変だね(笑)


「まぁ、そんなけ百合を心配してくれてるんだけどな……」


郁弥っ……


「まだ内緒にしとけって言われてたんだけど、あいつ…こっちに戻ってきてるんだ」


『ぇっ!?』


ちょっと…衝撃の事実ばっかで頭がついていかないっ


「明日から俺らと同じ高校らしいよ??」


《ちょっ、何で百合には言わなかったの!?》


郁弥の馬鹿っ