親にろくな愛情をもらっていない私が人を愛せるのだろうか。

ふと疑問に思う。

そもそも、恋ってどんなんなんだろうか?

「ねぇ、恋ってなんなの?」

「えっ?もしかして、わからないの?」

「うん…。」

「えっとねー、恋っていうのは人それぞれなんだけど。
その人の事が、やたら頭に浮かんだりとか、あとは話していたら妙に緊張したりとか?
ま、人それぞれなんだけどねっ!」

「そっかー。ありがとっ!」

「でも、何で急に?」

「わっかんないー。 でも、恋が何なのか気になっただけ!」

「本当にそれだけ?」

「うん。あっ、早く弁当たべよっ!昼休みなくなっちゃうし。」

「了解」

私は無理やり、この話を終了させた。

もし、私が陸を好きなんだとしても絶対に告白しない。

それが、後悔するとも知らずに・・・。