「真奈ー、お昼だって♪ 久しぶりに屋上行きますか!」


「さんせーいいww」

そう言って二人で屋上に出かけた。


普段は屋上なんて行ったらダメらしいけど、まいっか。

なんて思ってしまう。

重いドアを開けると…


青い空が広がっていた。

そして、その空には飛行機雲ができていた。


「ねぇ、真奈」

「ん?」

「住田君の事好きなの?」

「えっ? どうして?」

「んー?女の勘ってやつー?」

「なんだそれ(笑)」

「で、どうなの?」

で、どうなの?って言われても…。


私は恋なんてした事がない。

いや、できないなのかもしれない。