そして、4人でいろんな話をした。

楽しかった。

たとえ血が繋がっていなくても家族はこんな物なのかと知って。

そして、暖かかった。

帰る前に亜紀さんに言われた。

「真奈ちゃん。今日は会ってくれてありがとう。」

「はい。」

「じゃ、さようなら。」

そう言って帰る亜紀さんの背中は誇らしかった。

「どうだった?」

「イイ人そう。でも、考えてもイイかな?」

「あぁ、お前が決めろ。」

「うん。」

そして、私は部屋に戻った。

再婚したら、私は寂しくないのだろう。

でも、なんか乗る気しなかった。

気分はらしに陸からもらった紙のメアドにメールした。

すると、すぐに返事が来た。

『よろしくっ。ケー番教えて』

そして、ケー番を教えると電話がかかってきた。

「よっ!いま大丈夫?」

「うん!大丈夫。ちょうど暇だったから。」

「そっか。」

そして2時間近くもいろんな話をした。