「やっと、着いター。 って、あれ? 美里ー??」

玄関に着くなり美里が消えた。


私は、探そうとしたけど面倒だったのでとりあえず掲示板の前にたった。


「真奈ー、同じクラスだったよ♪」

「マジ?やったー!なら、教室行こっか。」


ガラガラー

教室のドアを開けた途端、私はなぜか体が熱くなった。

それは、私の視界に入ってきた人物がキャラメル男だったからだ。


しかも、席は隣だった。

その人の周りには、いつも男女問わず群がっていた。


そんなある日…

「ねぇ、名前なんて言うの?」

「えっ?」

急に私に話しかけてきた人物はキャラメル男だった。


私はびっくりした。

「えっーと、真奈。 川崎真奈。」

「真奈か。 オレ、住田陸。陸って呼んで!。」

「分かった。よろしくね、陸。」

「おう、あっまたアド教えてよ!じゃ。」


なんだったんだろう。

でも、話しかけられてうれしかった。