「大丈夫か?」

「うん、もう平気。」

「そっか。なら良かった。」

そうして、他愛もない話をしている内に学校へ着いた。

すると、学校の玄関に美里がいた。

美里と目が合って、美里が私にウインクをした。

これは、伊澤さんと交渉成立という意味が含まれていた。

とういう事は、伊澤さんは承知したのだ。

なんでも、伊澤さんは奥田の事が嫌いらしい。

理由は、聞いたが教えてくれなかった。

「その内分かる」

としか聞かなかった。

でも、彼女が奥田に対して憎しみを描いているのは分かる。

そして、奥田は

「あっ、為則じゃん。真奈行ってこいよ。」

「えっ?イイの?」

「うん。休んでたしな。友達と話してこい!」

「分かった。ありがとう」

そうして、私は美里の所へ行った。

それから、奥田とは行きと帰りは一緒だが、それ以外は友達と行動する事になった。

そして、自然と美里と私と伊澤さんと三人で行動する事が多くなった。

楽しかった。

プリとったり、ファミレス行って語ったりとした。

そして、恋バナに突入した。