私は迷った。

でも…

「うん。」

「そっか。」

そして、頭を撫でられた。

気持ち悪い。

こいつと付き合いたくなかった。

後悔したんだ。

そして、それから何事もなく過ごした。

ただ…

「なぁ、なんで今日他の男と話してたの?」

「…痛い!」

髪の毛を引っ張られて、挙句の果てには頬を叩かれた。

そう、DVを受けていた。

そして、誰にも相談できずにいた…。

ほかの男と話するだけで暴力をうけているのだ。

言いたい事はいっぱいあるのに、言えない。

それは、口を開こうとすると殴られるからだ。

だから、今日もたくさん痣ができた。

しかし、こんな痣だらけなのに気づいてくれる友達も家族もおらず

今日も耐えるしかなかった。

そして、いつしか私は学校に行けなくなっていた。

あさ、いつもの時間にアイツがやってくる。

そして、言うんだ。

「今日も休む。」

そしたら、アイツは

「大丈夫か?風邪?」

そう言ってくる。

風邪?ふざけるな。

お前のせいで、どれだけ苦しんでいるか分からないくせに。