それからずっと奥田君と一緒にいる。

そして、約束も取り付けられた。

・一緒に居る
・遠慮はしない
・毎日、下校と登校は必ず

その他にも、たくさん約束を取り付けられた。

正直、辛かった。

美里といろんな話したいのに、できない。

いつの間にか美里とは離れ離れになっていた。

私は、いつしか一緒にいることが嫌になってきた。

そんな、ある日…

「今日、一緒に帰れないから」

そう言われた時は、嬉しかった。

久しぶりに美里とお茶しよう。

そう思った。

「でも、真っ先に家に帰って。危ないから。」

「分かった。」

そして、奥田君と離れて美里に電話をして誘った。

美里は快くオッケを出してくれた。

そして、駅に行ってプリ撮ったり買い物したり…と、楽しかった。

お腹が減ったので、どこか行こうと話になってある飲食店に入った。

そこで、たくさん今まで話できなかった分話をした。

そして、恋バナに突入した。

「ねぇ、奥田ってどんな感じ?」

「分かんない。でも、束縛が激しい。」

「そうだよね~。全然喋れないし。」

「ゴメンね…。」

「真奈が謝っても意味ないって。さすがに、あの束縛は引いたな~」

「もう、うんざりなんだ。別れたい。」

「別れればいいじゃん。」