いつもの様に、朝歩いて学校に向かっていたら。

「真奈ー、おはよー。」

後ろで明るい声がした。

その声は、確かタメの為則美里だ。

天然美少女とか何とかで、結構人気がある。

オレは興味ないけど。

すると、隣の女の子が目に入った。

その子は、どこか寂しそうで…

遠い目をよくしていた。

そして、ドコかオレと同じ匂いがした。


その女の子も、綺麗な顔立ちをしている。

たしか、真奈って言ったな。

その子も告白されても付き合わないらしい。

オレの周りでもフラれたって奴が多かった。

だから、あの子達に告白するものは居なくなった。

きっとフラれるのが目に見えていたからだろう。

そして、オレは真奈という子と目が合った。

真奈っていう子は、お辞儀をしてくれた。

だから、オレも返した。

すると、微かに微笑んだんだ。

そして、天使みたいな綺麗だった。

それから、オレは真奈に虜になったんだ。

なぁ、真奈。

オレ、好きだ。

早く気づいてよ?

オレの事、好きになってくれよ…。

真奈…。