自然と大和の胸にもたれかかった。 先生とか看護師さんが来るかも、とかどうでもよかった。 「ちょっ、音羽?どうした?」 「…大和といると落ち着く………」 「俺も音羽といると落ち着くよ」 大和の鼓動を聞きながら、初めての幸せを感じていた。 「…俺、音羽が好き」 「…え?」 「キスしてもいい?」 「……いい…よ…」 私と大和の唇が重なると、一気に体温が上昇した。