そう叫ぶように吐き捨てた稚里に、琴音以外がポカンと口をあけた。
イメチェン…?
「かっわいいからいいんじゃね?なあ?」
「透は黙っとこ?な?」
にやにやと笑って稚里を見る透に、悠人は呆れながら透を叩いていた。
人の女を変な目で見てんじゃねぇよ、くそ透。
『あー、うるさいうるさい!見るなあほっ』
顔を見慣れてないから恥ずかしそうにする稚里。そして俺の座っているソファーの後ろに隠れた。
…まあ、嫌がってねぇだけマシか。
「稚里〜、隠れちゃ意味ないじゃん!」
『あたしは誰かに見せようと思って前髪を切ろうとしたわけじゃないのっ!』
「でも倉庫には来るんだから、バレるよそんなの」
『うっ…』