「勝手に話進めんな」

「なんだよ?お前、ちぃが欲しくねぇのか?」

「そうじゃねぇ……」



そこから親子3世代で話し合いが始まり、あたしは先代の人たちにいろいろ絡まれた。



「〝ちぃ〟って呼ばれてんのな?」

「可愛いなぁ?」

「オレも〝ちぃ〟って呼びてぇ!」



〝ちぃ〟…って呼ばれる度に昔を思い出してたけど、今じゃ全然そんな事がない。



『お好きなよーに!』

「あっ、僕らの時は嫌がってたクセに〜〜っ!」



ぷくぅと頬を膨らます爽汰に、あたしはクスッと笑った。