肘掛けに肘を付いて、掌に顎を乗せた。



「お前はいつになくやる気がないなぁ〜?」

『まぁね』

「一応、お前は暁斗の女なんだからな?恥ないようにしろや?」

『何それ。』

「礼儀正しく、ってこと!」



……意味分かんないし。あたしいつでも礼儀正しいけど?



『さっさと仕事戻ったら』

「いーの!俺のはもう終わったし」

『先代に失礼でしょ。最後までやれ』

「痛い痛い!分かった分かったから足踏むなっ」



しょうがなしに透から足を退け、アクビを溢した。