『ごめんね、言わなくて』

「あたしの方こそ。無理矢理で…」

『わかってて反論したあたしが悪いから』

「でも…」

『“でも”はなし!はい、終わり!仲直りっ』



そう言ってぎゅっと抱き締めた。



「…っうん!」



琴音もあたしの背中に手を回して抱き付いた。



『…よし。では皆さんのところに戻ろうか!』

「ふふ、いーよ!」



手を繋いで、総長部屋を出た。



「終わった?」

『うん!見て、ヨリ戻しました♪』

「戻しました♪」



所謂、恋人繋ぎをみんなに見せ付けた。