『相変わらず、俺様』

「あ?」

『何でもない!』



それでも、クスクス笑う稚里が気に食わなくて噛み付くようにキスしてやった。



『んなっ…!?』

「上行くぞ」

『澄まし顔で言うなっ!』



さぁ?何の事だか。

ふっ、と笑って稚里の手を引いた。

下の奴らはまだ稚里にビビってたけど。



「あ…暁斗…」

「おい…もう大丈夫…なのか…?」



……ビビりすぎだろ。



「確かめてみれば?」

「「「………。」」」



3人(透・爽汰・悠人)は恐る恐る稚里に近付く。