車から降りて、倉庫に入った。

―――…あれ?なんか静か過ぎねぇ…?



「あっ、暁斗さーん!」

「なんとかしてくださいよーっ!」



数人の下っぱが暁斗に泣き付いてきた。

俺は暁斗と顔を見合せ、首を傾げる。



「どうした?」

「稚里ちゃんがっ―――」



理由を聞くと、稚里ちゃんが暴れて物に当たってるらしい。

幹部が今必死に止めようとしてる…んだけど

どうもムリっぽい。



「どっ…どうしよう…絶対あたしのせいだ…!」



……話し合い、とか綺麗事言ったけど…。

無事に出来るかな…。




−隼人 side end−