何より、世界を見る事を、やめた。
どうせ周りの人間が自分に向ける視線と言ったら“好奇”“異様”な目。
ただ見た目だけで判断されて“不良”だって思われる事もあった。
でも、所詮は他人の目。
誰に何を思われたって構わない。
それは“他人の意見”であって“自分の意見”では無いから。
『いつからか、前髪を伸ばすようになった。施設の奴には“切れ”とか何とか言われたけど』
「…ん」
『それで事件が起きた。“前髪事件”』
「…はぁ?」
うふふ。世にもバカらしい“前髪事件”
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…