『………』



わぁお。久々な俺様。

そこ“じゃあ何で?”とかじゃないんだ?

“切れるよな?”なんだ?



「理由が無かったら伸ばす必要なんかないもんなぁ?」



ニヤニヤしながら前髪に手を伸ばそうとする暁斗の手を止めた。



『ウソウソ!ちゃんと理由ありますっ!だから前髪に触ろうとするなッ』



男女の力の差は比べる必要もなく、断然暁斗の方が強い。

まぁ当たり前なんですがね?



「チッ」



……ええ〜…舌打ちって。えええ……。



「話せよ」