「んー…それなりにでかいんじゃない?」

『ふぅん』



あ、爽汰が帰って来た。



「ただいま〜」

「おかえり」

「さすが、余裕だな」

「当たり前じゃん!唯一楽しかった」



あ、やっぱ楽しんでたんだ。

すごいなぁ爽汰。

みんなより小さいけど、その小ささを生かしてるもんね。



「次は100メートル走」



げっ…。またあたしの番じゃん…。

もう嫌だー…。



「稚里、がんばれ」

『……スゲームカつく顔するねお前』



ニッコニコしやがってコノヤロー