全然疲れてる表情なんてないし、むしろ楽しんでる。

あ…3メートルくらいの壁だ…。

でも、そんなの壁じゃなくて。

余裕で飛び越えた…。



「スゲー、面白そう!俺も混ざりてぇ〜」

「飛び入り参加して来れば?」

「出来ればやりてぇわ」



そんな会話を聞きながら爽汰を見続けて、余裕の1位。

他の連中は、やっぱりあの壁で止まってた。

あの壁…ここからだとそんなに高さはないように見えるけど…。



『近く行けばでかいのかな?』

「何が?」

『あの壁』