だってあたしのトコの学校は自転車禁止だもん。
「先生に見つかる前にどうにかしないとヤバいんじゃない?」
「うん~」
「えっ!?それってどっかからパチってきた?」
優に限って、それはないだろ…
「あぁ~、これねぇ、おじちゃんが乗ってたんだけどぉ優、間に合いそうじゃ無かったから貰った」
「そうか…」
え!?優それ貰ったの!?知らないおっさんに…
てゆうか、なんで啓君もそんなに冷静なの!?
「えっ!?優それ貰っちゃたの???」
「うん。貰っちゃたぁ~。貸してくれるだけで良いよ?って優は言ったけどぉ、おじさんが、困ってるならあげるよって言ってくれたぁぁ~」
やっぱ、美人は得だね。
あたしは、貸してもくれないと思うよ。
「優はそれいるのか?」
やっぱ、冷静…
こうゆうの、超かっこいい!!!!!
「優はぁ、家にこんなのよりも、もっと可愛いのがあるから…いらなぁ~い!!!!!」
「じゃぁ、簡単じゃん。捨てれば?」
おじさんの優しさを…
おじさん可哀そう…
優!!ここは、NOだよ!!!!!
「そっかぁ~。そぉしよぉ~」