「ばあちゃん死んでから一回も行ったことなくてさどうなってんのか気になって」
「おばあちゃん子なんだ」
「なんつーか、あの家落ちつくんだよな」
電車が着いたのはお昼だった。
結構遠くまで来たよ。
「あ!海だよ。海がある!!」
「あの海の近くに家あんだよ」
翼に案内されおばあちゃんの家まで行った。
ホントに海の近くで玄関出てすぐに海が広がってるんじゃないかと思った。
海入りたいな。
でもまだ5月で寒くて入れそうもないや。
「ほこりっぽいな。誰も手入れしてねーのかよ」
ということで二人で掃除をすることにした。
翼の思い出の場所だもんあたしも大事にしたいよ。