「それはちょっと恥ずかしいかな」

「んじゃ、後ろ向きでいいけど」



唯からは俺の顔見えねーし。



俺からはいろいろ見えるけど。



唯はなんと言ってもうんとは言わなかった。



ちぇ。



仕方ないから腕治るまで我慢するか。



治った時が怖いのは唯も承知のはずだ。



「あ、クラスの人がね翼にって」



クラスのやつらがけがした俺にお菓子とかいろいろ詰めてあるのをくれた。



まだあのクラスになって少ししか経ってねーのにこんなことしてくれるとかC組最高!!



明日も競技大会はあるし俺はエントリーしてる。



きっと出られないから応援がんばるしかねーな。



ホントみんなには申し訳ねー。



俺に任せろとか大口叩いたのにこんな様とか。