「ごるぅらぁ!!何寝とんじぁ!怜也っ!」





ゴツンという鈍い音と共に桜西高校2年C組の教室に

ものすごい剣幕がはしる。





サク高の鬼教師、木村先生だ。








_____またか・・・・・orz







「いっつー・・・。あー、すみませーん。でも、俺の脳みそが寝ろってうるさくってぇー」




そのとたん、教室にみんなの笑い声が響く。






この、反省の色ZERO~なのは、柏木 怜也。


バスケ部のエース君で、授業はサボり魔でありながら
テストでは毎回上位っていう人。


それに加え、顔もカッコイイの部類に入っていて、
性格も男子にも女子にも好印象な人。



そして、












私の幼稚園の時からの【幼馴染】。











ずっと同じ、マンションに住んでいる。


あと、私のお兄ちゃんと怜也のお兄ちゃんが友達ってこともあって 
小さい時から結構一緒に遊ぶことが多かった。




まぁ、この事はあまり他人には言わない。

からかわれたりして、迷惑だからね。


ちなみに、私は芙蓉 あいり。

第一印象は「変わった名字だね~」がおおい。





「おい、あいり!」


「 は、はいっ!?」




ひゃぁっ!鬼村先生がこっちをむいた・・・・・




「またこいつが寝ていたら起せよ!!」



「はいぃ・・・。」

鬼教師と呼ばれるだけあって
形相も鬼のよう・・・。。



こわいっっ!!