『えーっ!


桐島先生が書く手紙読みたいです!!』


と、島先生が駄々をこねる。


あの、島先生。


そんなキャラでしたっけ??



『無理です。


絶対見せませんよ。


はい、出て行きましょう。』


無理矢理2人を教室から出した。


廊下で何か騒いでいる気がするが、気にしない。


俺はガチャッと鍵をかける。


これで一安心だ。



俺は教室にある自分の机の引き出しから封筒と便箋を取り出す。


と、言っても書いていないのは4人だけ。


陸、友美、陽菜、夏希の4人。



この4人は最後に書こう、と決めていた。


俺はペンを握って便箋と向き合う。



だいたい書くことは決めている。


まず、楽しかったこと。


次に、悪いクセ。


そしていいクセ。


最後、俺がこの学校からいなくなること、


この4つを書く。