『僕、桐島先生の生徒が良かったです。


”桐ちゃん”

って呼んでみたかったです。』


島先生は残念そうな顔をする。



ってか


”桐ちゃん”

って呼んでみたかった、


ってなんですか?!?!


俺のあだ名、そんなに呼びたかったんですか?!



『今の話を聞いてよけいに桐島先生の生徒がよかったです。』


はぁ~と溜め息までつきますか?!

島先生!!



『でも”桐ちゃん”の生徒はひねくれますよ?


”桐ちゃん”がひねくれてるんで。』


わざわざ”桐ちゃん”ってところを強調しないでもらえます?


”中ちゃん”



『うるさい、中村。


俺、まだ手紙書き終えてないから2人とも出て行け。』


俺はもうこの2人にはついていけないと判断してここから追い出すことにした。