「どうだった??」



『あれが生徒会長の偉大さなんだろうな。』


と、意味不発言をする陸。


あたしは意を決して生徒会長室の扉を開けた。


そこには校長室と同じような大きいイスに大きい机。


そして歴代の生徒会長の写真。


他にも今までの生徒会の記録をまとめたファイル。


あとは生徒会長専用のパソコン。



なんですか、これ…。


こんなのを生徒が使ってもいいんですか…??


『なぁ、夏希。』


あたしは陸の声がしたほうを向いた。


ってもうちゃっかりソファでくつろいでるじゃないですか、陸さん。



『なんで俺をここ(生徒会室)に連れてきたんだ??』


あ、そうだった。


まだ陸に話してなかったんだっけ??


「陸に頼みたいことがあるんだ。」


他でもない、陸にね。


あたしの小さい頃を知っている陸にしか頼めないことがあるんだよ。



『ん?なんだよ??』




「陸に、副会長をやってほしい。」


陸は目を見開いた。



すいません、驚かせて…。