選挙から3日後。



今日は当選結果発表の日。



「夏希?!自信のほどは…??」


目を輝かせた陽菜があたしのところへ走ってくる。



「別に。普通にないけど。」


と、答えるあたし。



生徒会長とか推薦されたからやることにしたけど、正直やれなくても別にいい。



こんな中途半端な気持ちで立候補したあたしは最低なんだろう。



でも、これだけは宣言する。


もし、あたしが生徒会長になったなら


全力で生徒会長をやってやる。



生半可な気持ちでこの学校の生徒代表になろうとしているワケじゃない。


あたしは、つねに全力投球で頑張ってきた。


だから生徒会長も全力投球で頑張ってやる。



『それでは当選結果を発表します。』


お昼休み。


放送がかかった。


『後期、生徒会長は


















3年A組、海道さんです。』