「しゅん、久しぶりに一緒に帰ろう!」
『いいよ!…ゆかりんは?』
「ゆかりん?そこにいるけど…3人で帰る?」
『嫌?』
「嫌じゃないけど…」
最近、しゅんは変わってきた。
前は二人で帰りたがってて、無理やり納得させてゆかりんを連れて帰る感じだったのに、
今は逆。
3人で帰りたがって仕方ない。
ここ1ヵ月…ずっとそう。
二人っきりって、少なくなったよね。
「私、なんかしちゃった?」
『別に…何もしてないんじゃない?』
「しゅん…私のこと嫌い?」
『別に…嫌いじゃないけど。』
反応が…冷たい。
ゆかりんとばっか話してる。
ただのやきもちなのわかってる。
大切な友達とでやきもちやくなんて、最低ってわかってる。
「ゆかりんとばっか話してて…ずるい。」
『ひよりは何をそんな不安がってるの?最近ひよりがわかんない。』
「ただの…やきもちなの。」
『ひより、可愛い。』
やり取りをしていたら仕事を終えたゆかりんが来た。