「かーえーでちゃん」


「あ、先輩」


後藤 彰吾先輩

同じ保健委員。・・・な、だけなのに気に入られてしまった。


「楓ちゃんって、部活入ってないんだよね?」

「はい」


帰宅部です。


「入る気ないの?」


「無いですね」


「まぢでー、残念」


入る気ゼロ。

のんびりしたい派です。

「あ、遅れる。楓ちゃん急ご」


先輩が話しかけたから、遅れそうに・・・なったんですけど・・・


後藤先輩は、イケメン。

だから、モテる。
だけど彼女はいない。