翌日───


「だぁ〜」


清々しい秋晴れの空にしわがれた新八の声がこだまする今日この頃

なぜ新八が呻いてるかは、ご想像にお任せしよう


そして、朝から今にも吐きそうな顔をした人物がもう一人


「うぉぇ…くそ、昨日はかっちゃんのせえで飲みすぎた」


そう、結局化け紅葉騒動で吐き気を抑えたまま一日を終えた土方は、昨日溜め込んだものがいま全部襲いかかっていた


そんな土方を朝イチで叩き起こした私は、呻いてる土方をよそに、スラスラと斉藤の事を説明した


そして、今斉藤を客間でまっている


勝太と土方と、平助、総司、佐之助、山南そして、私という面子で、若干名顔色が悪い者もいるが、そして、一人いないきもするが、なんとか斉藤がくるのを待っていた



そんなこんなで、少しすると門下生のひとりが、斉藤をつれてきた


「失礼します」


静かで落ち着いた斉藤の声がした


今まで文句を垂れていた土方が静かになった


そして、顔色が悪い勝太のかわりに、山南が


「どうぞお入りください」


と優しくいった