そこにはお腹を抱え
うずくまってる蓮斗の姿が…

「はははははっ!馬鹿だな
女かばって死ぬとは」



嘘だ…よね


「蓮斗!蓮斗!」

わたしは必死で蓮斗を
抱きしめて名前を呼び続けた


「麗…華…お前…ずっと
俺…たち…の…な…かま…だ」
ニコってあのいつもの
わたしだけに見せてくれる
優しい笑顔で笑って目を閉じた



「いやああああああああ」


そこで私の意識はプツンと
切れた。