「んぅ…」

あれ?ここどこ?

真っ白な天井
病院か…

そっか私倒れたんだ。

「目覚めたか?」

「あっ、うんありがとう」


やっぱりそっくりだ…

「目覚めたとこ悪りぃんだけど
さっきなんで俺のこと蓮斗って
言ったんだ?」



「そっくりなんだよ」

うん。そっくりどころじゃない
何もかも蓮斗に似てる

「そいつあんたの大切な人?」

「うん…」


「良かったら話聞かせてくんねぇかな?」


私が龍銀想の美龍ってのは
話せない。


けど…なんでか分かんない
けどこいつにはなんだか
話したくなった。


「実は…」