あーやだやだ
こんな時に想い出すなんて
「よし!帰ろ」
私は下駄箱でローファーに
はきかえて帰り道をとぼとぼ
歩いていた
空がとても綺麗だ
「蓮斗…逢いたいよ…」
街角を曲がり
人通りが少ない道を通っていた。
「ね〜ね〜そこのお姉さん♪
」
なんだよナンパかよ
めんどくせーなぁ
振り返ると3人組の男がいた
「あたし忙しいから」
そう言い捨てた
「え〜そんなこと言わないで
飯でも食いいこうぜ?な?」
男達は馴れ馴れしく
わたしの肩に腕を回してきた
まったくなんなんだよ
きしょくわりぃ
「離せ。汚ねんだよ」
今までにないぐらい
ドスの聞いた声で私は呟いた
「あぁ?優しく言ってやって
んのに調子こえてんじゃねぇ!」
殴りかかろうとしてきた
あーあ。喧嘩なっちまった
仕方ねぇ。ストレス発散に
なるからいいか。
バシッ!
私が受け止めるはずだった
男の拳を誰かが掴んだ
「え…?」