誠也は「いってー!」と言いながら、
優田に聞こえない様に、そっと言ってきた。


「仲直りしたんだね。よかったよかった♪」



そういえば誠也に慰めてもらったんだっけね。


忘れてたよ。笑



「ありがとね。」

「うん♪」



「じゃ、俺ら行くから。」



優田は私たちの会話を中断させるように言った。


優田・・・なんか怒ってる?




「行ってらっしゃーい♪」



誠也の見送りと共に、私たちは出発した。