「あ…ねぇねぇ、ユウちゃんは部活入る?」

空気が重くなったのを感じて、リナが声をかけた。

「私は…考え中…候補は軽音部かな」

すると、アカリとハツキが声を上げた。

「私考えてない!」

「すっかり忘れてた…ハツキ仲間!」

その二人をユウは冷めた目で見つめていた。

「ユウちゃん、なんか、こいつらがごめんね」

「あ、いえ別に」

また本に目を戻した。