結局その日隼人から返事が来ることはなかった。


その夜はなぜ隼人が返事をすぐにしてこなかったのか


自分なりに考えた…。


でもやっぱり分からなくて…。


小さい頃は隼人のことだったら1番分かったのに


今では分からなくなっていることに気づく…。


離れいる間にも、別れてしまってからも


私は隼人の事を知ろうとはしなかった。


知るのが怖い気もした…。


昔の隼人は私が何でも知ってる隼人…。


今の隼人は私の知らない隼人…。


戻れるんだったらあの頃に戻りたいよ。


月の光が優しく窓から差し込んでいる…。


私は枕に顔をうずめて静かに涙を流した……。