「自己紹介してくれる?」

「はい。親の都合で少しの間この学校にいることになりました。東条翔貴トウジョウショウキです。よろしく。」







えっ…東条翔貴…?







あたしはゆっくり顔をあげた。







そこには懐かしい人が立っていた。








「翔貴く、ん…?」







あたしは自然にその人の名前を呼んでいた。