小さな光が見えてきて

私は目を細めた

ーガコッ


「痛いっ…」


光の方に

気をとられていたせいか

段があるのに気づかず

こけてしまった


「…こけたのか……?」


「う…はい」


ツインテールさんに

手を借りながら

立ち上がった


さすがに嘘が下手な私は

正直に言った


「なにか当たったのか?」


顔は見えないけど

険しい表情だと思う