4人は藤堂家に集まっていた。



麗「久しぶりね、美華さん。」



美「えぇ。麗華さん。」



麗「美華さん、ご自宅が放火されたんですってね。」



美「…そうね、そのせいで主人はすっかり元気をなくしてしまったわ」



麗「お気の毒ですわ。相当、お母様を恨んだでしょうね」



美「…何を言いたいのかしら?」



麗「私はただ、美華さんがお母様に怪我をさせたと思っているだけよ。」



彩「麗華さん、やめましょう」



麗「あら、この中にお母様を殺そうとした人がいるのよ」



美「麗華さんじゃない?」



麗「な…」



百合「お姉様、やめて。誰かを疑うのはやめましょうよ」



美「百合華ちゃん、大きくなったわね」



麗「百合華ちゃんは誰がお母様をあんな姿にしたと思う?」



百合「では、1人ずつ動機を振り返ってみましょうか」