「彩華。ちょっと出かけてくるわね」



「はい。お母様がこんな時間に出かけるなんて珍しいですね」



「えぇ、東山社長がお食事に誘って下さったのよ。」



「そうですか」



「美華と麗華と百合華も連れて行くわね」



「え…あの、私は…」



「…彩華。あなたはお勉強をしなくてはいけないでしょう?」



「でも…」



「何かしら?」



「…いえ。」



そしてずっと勉強してた。



ずっと、ずっと、ずーっと