「いらっしゃい。総一郎さん。」



「こんにちは麗華ちゃん。」



ある日、母が家を留守にしていた。



だが総一郎さんは藤堂家に来た。



母に電話すると



『数時間後に帰るから麗華、総一郎さんとお話をしていて』



と言われた。



「あの、総一郎さん。お母様は、もうすぐ戻りますので、もう少し待っていてください。」



「…」



ニッ



総一郎さんは笑った。不気味に。



「…?」



総一郎さんは席を立ったと思うと私の腕を強く引き、ソファに押し倒した。



「総…一ろ…さん?」



「やっときたよこの時が。」



「え?」



「俺はずっと華子さんには興味がなかったんだよ。」



「え…」



「俺はずっと麗華ちゃんを狙っていたんだよ。」



「そんな…」



そう言って、総一郎さんは私を犯した。