「 ・・・で、ちょっと悪いんだけど 」


「 なに? 」





”嫌だ”と悠太さんを押し返す
美夏さんを押えながら
悠太さんがドアを指差して





「 二人にしてくれない? 」


「 は? 」


「 子猫にお仕置きしねぇといけねーから 」





その一言で、美夏さんの動きが止まって
私は先輩に腕を引っ張られて
リビングから出た。





「 頑張れよー美夏 」





出際に先輩がそう美夏さんに声をかけて
そのまま私たちは家から出た。