「 俺、橋本悠太、よろしくね 」
再度、悠太さんに頭を撫でられ
”こちらこそ”と頭を下げると
私と先輩の向かい側に悠太さんと
美夏さんが腰を下ろした。
「 ・・・・で、お前らどうなったの 」
ゴホッ、と咳き込んだのは
悠太さんだった。
美夏さんは苦笑していた。
「 まぁ、それを言いに来たんだけど。
容赦ねーなぁ・・・お前は 」
大笑いする悠太さんの横で
美夏さんは呆れたように溜息を
何度か零していて、私もつられて
笑ってしまった。
「 全部聞いたよ。
まぁ、知ってたんだけどさ 」
「 やっぱり? 」
「 そりゃーな?何年一緒に居ると
思ってんだよ 」