懐かしくて、顔が自然と緩む。
それなりに楽しかったし、仲間が出来た。
でも、やっぱり行き着くのは…拓馬くんとの思い出。
「そういえば、ちゃんと恋バナしてないよな。
なんかお互い、分かり合えてたし。
まぁ今さらやけど…、いつから好きなん?」
まじまじと見つめられ、急に恥ずかしくなる。
「うーん…ハッキリとは、分からん。
でも、気ぃついたら……ドキドキしてた。
拓馬くん優しいし、ガキやし。
一緒におったら、楽しいんやろうなぁ…とか、気ぃついたら、思いだしててん」
自分で言って、恥ずかしかった。
まるで、゛学生時代゛に戻ったかのような感覚に陥る。
こんなにキュンキュンして、キャーキャー騒いでた頃もあったんやな…。