───2週間後。 屋上で集まり、昼食を口にする。 「一口食ったろっ」 ボーッとしていて、気づけば手にしていたおにぎりをかじられた。 「あー!龍ちゃんのアホ」 「気づかん方が、悪いっす」 「トオルくんも、何とか言ってぇやぁ」 トオルに助けを求めるが、黙々と昼食を食べている。 「俺、次サボろっと」 龍は寝ころがり、頭の後ろで腕を組む。 それと同時に、龍のお腹に頭をのせた。