『…で、どうやって中島と友達になるんだ??』
藤条は、オレに問い掛けた。
「…てか、藤条は、オレらと友達になってくれんの??」
オレは、さっきから一番疑問に思ってることを聞いてみた。
『なっ……………いきなりなんだよ……恥ずいからそーゆーのストレートに聞くのはやめろ……つか、察しろ。』
藤条は、顔を伏せつつ答えた。
そして、
『…ってやんよ…。』
「へ?何?」
藤条が何かをつぶやく。
しかし、聞き取れなかったオレは、反射的に聞き返していた。
『だから〜、友達になってやるって言ってんの!何度も言わせんな!!』
そう言って、藤条はぷいっと、そっぽをむくと、
『ほら、松田、三田村。教室行こうぜ。』
と、オレと三田村に話し掛けた。