メガネに無造作に伸びた髪の毛。見るからに不潔そう。

私、こういうの生理的に無理。


でも、この人見たことない。

あ、こいつも私をイジメに来んだ。わざわざご苦労様。



「何?私になんか用?」



顔も見たくないからそいつに背を向けた。



「何か用?とは失礼な。まぁ、別にあんたに用があるわけではないよ。ただ、学校見学だよ。」



学校見学?なにそれ。

まるでこの学校に来るのが始めてみたいじゃん。

制服まで来てるのに。



まぁ、聞いてみるか。