さっきの音はヤンキーがベットを殴った。しかも、私の頭ギリギリを。

え・・・。何?なんか私いけない事言っちゃった!?



「お前、俺のこと好きじゃねぇの?じゃあ、なんでこの部屋にいんだよ!!お前は俺と許嫁だっつう事実を受け止めたからここにいるんだろ?しかも、許嫁は許嫁でも、俺らは心が通じ合
ってたんじゃねぇのかよ!」



さすがヤンキー。

キレたらやっぱ怖いねぇ。てか、本気で私があんたを好きだと思ってたんだ。

なんかウケるんですけど。



「私はあなたと許嫁になった覚えはないし。あなたを好きになった覚えすらない。ごめんだけど、私には無理。」



これは私の本音。

ヤンキーに これ以上嘘ついてバレたりしてもまた面倒なことになるだけじゃん。




「んじゃあ無理やりするしかないか。」